オリンピックサッカー、オーバーエイジの歴史!







1996年アトランタ大会以来、6大会連続で五輪出場を果たしている、
男子サッカーだが、その都度話題になるのが、
「オーバーエイジ」と呼ばれる、枠の扱いだ。


五輪における男子サッカーは、U-23世代で争われるが、
本大会に限り、24歳以上の選手が、各チーム3名まで登録が認められている。


日本におけるオーバーエイジの歴史は、
28年ぶりの出場を決めたアトランタ五輪では、一人も採用しなかった。


採用する程の選手がいなかったと言えば、それまでだが、
ブラジルを破る金星を挙げ、2勝1敗で予選リーグを終えたにも関わらず、
得失点差で、決勝トーナメントに進めず、
チーム内の軋轢が取りざたされたことから、
経験を持ち、チームをまとめることのできる選手の必要性が、
オーバーエイジ枠として、注目される契機となった。


2000年シドニー五輪では、絶頂期にあった中田英寿と、
前年、準優勝に輝いたワールドユース組のメンバーを中心に、
メダル獲得の期待が集まった。


オーバーエイジ枠を必要としないぐらいの人材が溢れていたが、
敢えて、DFとGKにオーバーエイジ枠を使ったことは、
ロンドン五輪と共通する部分がある。


予選リーグを突破し、準々決勝では、
ロスタイムまでリードしながら追いつかれ、
PK戦の末に、アメリカに敗れたが、


2年後の日韓共催ワールドカップに向け、
この頃の日本サッカーには、明るい話題しか存在していなかったと言える。


2004年は、意図が見えない2名起用、2008年は、登録なしで惨敗に終わり、
オリンピックサッカーを盛り上げるために導入されたこの制度を、
有効に使えるかどうかが、本大会での成績を左右すると言っても、過言ではない。


これまでは、DF陣が多かったが、果たして、
リオ五輪出場がかなった時、どんな選手が起用されるのか楽しみにしたい。





コメントを残す