オーストラリアで開催されている、男子サッカーアジアカップ。
予選リーグを全勝で通過しながら、
準々決勝で、UAEにまさかの敗北を喫した日本。
30本を超えるシュートを放ちながら、相変わらずの決定力不足で、
PK戦に持ち込まれたことが、主な敗退理由であるが、この敗北により、
アジアでの優位性など、完全に吹き飛んでしまったことが、
一番の問題点ではないだろうか。
ブラジルワールドカップに引き続き、アジアカップでも、
残念な結果に終わり、代表チームに対する信頼が、ますます下がる中で、
リオ五輪のアジア予選を兼ねる、U-23アジア選手権予選が、
3月から、マレーシアのクアラルンプールで開催される。
五輪アジア枠は3チームと、ワールドカップ出場より、困難な道で、
1996年から続く連続出場をかけた、代表チームにかかるプレッシャーは、
相当なものになるだろう。
日本は、グループIに属し、開催国マレーシア、ベトナム、マカオと同組だ。
上位2チームに入れば、本大会に進めるので、
順当にいけば、まず問題はないだろうが、
結果以上に内容が求められることは、間違いない。
しかも今回は、アジア選手権を日本に誘致しなかったため、
初めて、日本国内で一度も試合をしない、「完全アウェー」での、
五輪出場を目指している。
メリット・デメリット双方あるだろうが、代表に選ばれた選手は、
プレッシャーをはねのけ、6大会連続の五輪出場を、勝ち取ってもらいたい。